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だれが主食を作るのか?

「ライスショック」。 
こんなショッキングなタイトルの「NHKスペシャル」を見た。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071014.html
いまや、全世界でコシヒカリやアキタコマチが栽培されているという現実。
それも、日本での栽培経費の1/3以下で。
米の輸入が完全自由化されれば、さらに米価が下がることは明白。
もはや近い将来に、米の専業農家は立ち行かなくなるという内容だった。


読売新聞でも、米価が大幅に引き下げられた記事が掲載されていたが、
俵あたり1万円そこそこでは、経費を引いたら何も残らないだろう。
農業補償問題が、政争の具となってしまっている現状も哀しいが……。

それにしても気になったのが、Nスペでの東大某教授のひと言。
「日本は米の自給を放棄してでも、工業製品の輸出を推進すべきだ」と。
経済学的観点から見れば、いつまでも食の自給率にこだわらず、
工業などの日本の得意分野に力を向けるべきだという。

たしかに、迫り来る輸入自由化を考えると、それもどこかに一利はあるのだろう。
しかし、農村が消滅した後の日本の姿っていうのは、あんまり想像したくない。
農地は、単なる米の工場じゃないし、
そもそも工業に力を入れると言っても、
その技術を支える熟練の職人がどんどんいなくなっては話にならない。
ニッポンの「ものづくり」の将来を担うべく子供たちは、
田んぼでカエルやドジョウを捕まえてこそ成長していくのだ(ホントか?)

もはや、先進国では最低レベルの39%という自給率の危機的ニッポン。
でも、この米価急落の根底には、我々消費者の責任があることも間違いない。
米が自由化されれば、コンビニやファミレスの米飯は、あっという間に輸入米に駆逐されてしまうのだろう。
あるいは、子供たちの学校給食のご飯も……。
スーパーの陳列棚に、日本産のコシヒカリの味と遜色のない格安の輸入米が並んだら、
一般の主婦はどちらを買うのだろうか?
すべては、日本市場を狙っている海外の巨大穀物商社のシナリオ通りだ。
やがて、大豆や麦、トウモロコシのように、遺伝子組み換えコシヒカリが席捲する日がくるかも……。

いずれ日本の農家には夢がなくなり、農家をつぐ若者は激減。
棚田や週末農園などで農業体験を満喫しているのは、
金も時間もたっぷりの団塊世代や教育関係者だけ、だったりする。

マクロビオティックや身土不二などは単なる流行に終わり、
ホンモノであるはずの稲作文化や農村の伝承文化は潰えていく……。
バックボーンを失った「美しい国ニッポン」は、一体どこへいくのだろうか?

ほんの少しだけ米作りをはじめてから、7年目。
「お箸の国」の一員として、いま猛烈な危機感を感じる……。

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五目釣り師

Author:五目釣り師
釣り本の編集者。
『週刊 日本の魚釣り』の監修者
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