スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

九州遠征三日目・柳川のクリークでアブラボテ釣り

ムツゴロウ釣りを堪能した後、
Sさんが経営している地鶏の養鶏場へ。

DSC03852.jpg

ここの鶏の卵はウチにも送ってもらってますが、
味にうるさい我が家の息子たちも認めているおいしさです。

夜はムツカケの興奮をSさんと分かち合うため、佐賀の町で一献。
久しぶりにゆったりと過ごせました。

翌日は、佐賀の市街を流れるクリークを調査。
ここ佐賀県や福岡、熊本は海釣りがクローズアップされがちですが、
町中には縦横無尽にクリークが流れていて、
小物釣りファンにとっては垂涎のタナゴたちを普通に釣ることができます。

IMG_0166_20121205133904.jpg

さっそく釣れたのは、美しいマブナ。
千葉から持参したアカムシに食ってきました。
IMG_4684.jpg


続いて、ヤリタナゴのオス。
尻ビレのアクセントがきれいです。
IMG_4699.jpg

そして、こんなメダカも!
体長15ミリ。人生で初めて釣ったかも知れません。
IMG_4598.jpg

続いて、福岡の柳川まで足を伸ばします。
IMG_0223.jpg

ここは堀割の川下りで有名ですが、
その水の中をのぞいてみると、タナゴらしき小魚たちがウジャウジャ泳いでいます。
かねてから、津留崎健さんに「柳川は釣れるよ〜」と言われていましたが、
観光客も非常に多くて、さすがにここで竿を出すのは躊躇しました(笑。

で、地図を見ながら慣れない土地での釣り場探し。
いや〜、知らない場所でのポイント探しは、本当にワクワクします!
柳川の駅前ではレンタサイクルもあるので、
自転車で散策しながらのタナゴ釣りも最高に楽しめます。

そして、柳川市街からほんの少しだけ足を伸ばすと、
清冽な水が流れるいかにも釣れそうなクリークを発見!

IMG_4775.jpg

流れに揺らめくのはオオカナダモでしょうか?
さっそく、アカエサで釣りをはじめて見ると、良型のアブラボテ!
これも、人生初の魚です。

IMG_4903.jpg

ここはアブラボテの溜まり場だったらしく、
その後も入れ食い状態で釣れてきます。
いきなりこんなポイントが発見できるとは何ともラッキーでした。

IMG_4836_20121205141609.jpg

その後も、いろいろなポイントを探しつつ、
夕方のフライト時間までクリークの釣りを楽しみました。

大急ぎで回った九州遠征でしたが、何だか気分だけはゆったりできた気がします。

スポンサーサイト

『週刊 日本の魚釣り』109号

房総半島も、そろそろ寒くなってきました。
年々、秋が短くなってきた気がします・・。

さて、今週号も充実度満点です!

カイワリのビシ釣り
湖でのトラウトのウキ釣り
オモリの基礎知識
コトヒキの生態
名釣り場・新潟県三面川
根掛かりの科学

週刊 日本の魚釣り 2012年 11/7号 [分冊百科]

アシェット・コレクションズ・ジャパン (2012-10-31)

九州遠征二日目・ムツゴロウ釣りに挑戦!

有明海のムツゴロウの存在を知ったのは、『釣りキチ三平』でした。
たぶん、40歳代で釣り好きな人なら同じ意見の方も多いかと思います。

干潟をウロウロしているムツゴロウは、
当地に伝わる「ムツカケ」という漁法で引っ掛けて獲るわけですが、
これが「釣り」かどうかという議論は置いておいて、
当時(小学生の頃)は夢中になってこの名作マンガを読んだ記憶があります。

あれから30数年。『週刊 日本の魚釣り』の仕事を受けたとき、
ムツカケは絶対に紹介しようと、密かに思った次第です・・・。

IMG_0130.jpg

有明海は、昨日の西海岸とはまったく違う表情でした。

今回の取材に協力してくれたのは、道の駅鹿島

ここでは、伝統漁法であるムツカケを教わることができます。
今回は、有明海に数人だけ残るムツカケ漁師のひとり、
岡本名人が直々にご指導してくれました。

IMG_0024_20121104090944.jpg

名人からムツカケのノウハウを聞きつつも、
後継者問題などのお話を伺うといろいろと考えさせられることが多かったです。

が、とにかく今日は何が何でもムツゴロウを釣ることが最優先。
一尾でも釣るのと釣らないとでは、原稿の内容も大きく変わると思うからです。

でも、今年も何十人以上もの方々がムツカケに挑戦して、
実際に釣ることができたのは数名だけとか・・・。

これがムツカケで使う、掛けバリです。
IMG_0055_20121104092619.jpg

見た目よりも意外と軽かったです。

ミチイトには38番か35番のピアノ線を使います。
IMG_0047.jpg

伸びがないということで、PEの2号なども使うそうですが、
やはり軽くてコシがないだけに横風には不利とのこと。

竿は6.1mノベ竿の穂先を詰めたものに、布袋竹の握りを継いであります。
合計の長さは5mほど。
比較的硬調ですが、棒のようにガチガチに硬いというわけではありません。
IMG_0078.jpg

竹の握りに微妙な角度が付いてますが、
これによって竿の表と裏が握るだけで分かるようになってます。

道具の取材後、今後は掛けバリの代わりにゴルフボールを使っての練習です。
自分から7mほど離れた位置に並べたボトルをゴルフボールで倒していくというものですが、
これが意外と、というかかなり難しい。
名人は当たり前のように倒していくのですが・・。

IMG_4391.jpg

それでも一時間ほど練習すると、どうにかコツが分かってきました。

投入時は竿の角度を立て気味にして、ボールを地面に叩き付けるイメージで投じると、
うまい具合にボールが地面スレスレの軌道でボトルに向かっていきます。
このスレスレというのがキモで、
ゴルフボールが地面にバウンドしたり、少しでも軌道が上ずったりすると、
なかなかボトルの位置にシンクロしてくれません。

ボールが這うようにボトルに近づいたら、
その動きに合わせながら竿を両手で持って徐々に倒し、
ボールがボトルの向こう側まで到達した瞬間、竿を立てるとボールがぶつかるイメージです。

これがある程度できるようになったら、今度は立ちヒザの姿勢で同じ練習の繰り返し。

IMG_0105.jpg

モデルをお願いした地元のSさんも苦戦している様子ですが、
これがほぼ百発百中にできないと
絶対にムツゴロウは掛けられないそうなのです(実際そう思いました!)。

それでも徐々に慣れてくると、多少ボールの軌道が左右に外れても、
竿の操作でボールをカーブさせてボトルにぶつけられるようになります。


私は、名人からいろいろなお話を根掘り葉掘り聞いているうちに、
徐々に潮が引いて干潟が表れてきました。

で、よくみてみると、そこかしこにムツゴロウの姿が!
IMG_4403.jpg

「そろそろ、実際にやってみましょうか?」
ようやく名人からのお許し?が出て、いよいよ本番です。

これが、干潟の上を動き回るための必需品・ガタスキーです。
IMG_0140.jpg

さっそく名人がスルスルと漕ぎ出すと、眼の前でいきなり竿を一閃させます。

IMG_4476_20121104092932.jpg
IMG_4544.jpg
IMG_4481.jpg

あっと言う間の早業でした。
1日で700尾ものムツゴロウを掛けるという名人。
当然、我々とは次元の違う技術で次々とムツゴロウを掛けていきます。

で、我々も慣れないガタスキーに苦戦しつつ実践です。

しかし、最初に名人もおっしゃっていたのですが、
まずは肝心のムツゴロウに接近することができません。
ミチイトの長さは竿より50センチほど短い程度なので、
射程距離は8m以上はあるはずです。
ところが、その距離まで詰めようとすると、
殺気?を感じたムツゴロウたちは、素早く巣穴に隠れてしまうのです。

ジワジワと接近しても同じ状況。なかなかうまくいきません。
微妙な殺気を察知されているのでしょうか?
名人が近づいてもムツゴロウが逃げないのは、いったいなぜ?? 

で、名人が授けてくれたアドバイスが、
同じ場所でじっと待ってムツゴロウが穴から出てくるのを待つ作戦。

殺気を消して10分ほど待っていると、
そのうちピョコピョコとムツゴロウたちが顔を出すのです。

この作戦で、ようやく竿を振る段階までこぎつけます。
ところが、陸上で練習したゴルフボールとボトルとでは、
当然のようにまったく感覚が違います。
何より、ムツゴロウはボトルのように高く立ってはおらず、
横に寝そべっているわけです。

なので、そのギリギリの高さに掛けバリを通過させなければなりません。
ゴルフボールならバウンドしても跳ね返ってきますが、
掛けバリの場合は干潟にズッポリと埋まってしまいます・・。

また、慎重になり過ぎて掛けバリの速度が遅くなると、
ムツゴロウは近づいてきたハリを避けるかのようにして穴に隠れます。

こうして、地道な接近戦と空振りが続き、どんどん時間だけが過ぎていきました・・。

すると背後から、「獲ったぞ〜!」の声。
振り返ると悪戦苦闘していたはずのSさんが、ついにムツゴロウをゲット!

IMGP0022_20121104160624.jpg

本当に嬉しそうな笑顔です。
しかし、こちらは相変わらず空振りのオンパレード。
どうにか80%ぐらいの確率で掛けバリがムツゴロウの上空を通過するようになったのですが、
竿を返して引っ掛けようとする寸前に、すべて逃げられる状況です。

また、ムツゴロウを掛ける瞬間は、当然、掛けバリが横に寝ていたほうがいいわけですが、
竿が立ち過ぎているとその状態をうまく作れませんし、
ムツゴロウが頭や尾をこちらに向けていると、掛け代もその分少なくなってしまいます。

最初はまだまだ余裕があったのですが、この状態が続くとさすがに焦りが。。。
で、少し一服して周囲の風景を眺めます。

ここの干潟は3キロほど沖まで続いているらしく、
さきほどまで見えていた水面はまったく見えません。
果たして、このエリアに何匹のムツゴロウが棲んでいるんだろう?

名人によれば、ムツゴロウ自体の数は徐々に増えつつあるそうですが、
ムツゴロウを食べる人が少なくなってしまって、
漁業としては成立しにくくなっているとのことでした。
(後日、持ち帰ったムツゴロウは、かなりおいしかったですけどね・・)


さて、しばらく殺気を消していたら、
周囲には背ビレを立てて、活性の高そうなムツゴロウがいっぱい現れてました。

これなら絶対に掛かるだろうと片っ端から狙っていきますが、
相変わらず掛ける寸前で逃げられます(笑。
でも、非常にくやしいのですが、どんどん熱くなるのが自分でもわかるほどです。
釣れないのに、なんだか無性に楽しい!
これは、先週の数珠子釣りにも似た感覚です。

あとから名人に聞いてみたら、
むしろ活性の低い、やる気のなさそうなヤツのほうが掛けやすいとのこと。
また、潮が引いてすぐの時間帯はムツゴロウも警戒気味なので、
ある程度時間が経過してからのほうが掛けやすいともおっしゃってました。

すると、逃げられたムツゴロウの隣に、チョロチョロしている大きめのムツゴロウを発見!
それを狙って掛けバリを投げますが、ちょっと軌道が逸れて仕切り直し。
それでも相手は少し逃げるだけで、相変わらず全身をさらけ出しています。
これは、最高のチャンスかも・・。

より慎重に竿を構え、ムツゴロウとの間合いを再確認。
掛けバリを思い切って投入すると、うまい具合にスーッとムツゴロウに向かっていきます。
ある程度釣りをしている人なら「釣れる瞬間の感覚」がわかってもらえると思いますが、
まさにこのときがそうでした。

掛けバリがムツゴロウに到達するとほぼ同じタイミングで竿を返すと、
ついにハリが獲物を捕らえてくれました!

IMGP0040.jpg

人生、初ムツゴロウ。
いや〜、最高に感動しました。
ここまで来るのに苦労しただけに、喜びもひとしおです。

その後も、魚を掛けて途中で落とす「バラシ」は何度かありましたが、
結局、この一尾で終了。
しかし、この胸いっぱいの充実感は一体何なんでしょう?

とにかく取材にもかかわらず、夢中になってムツゴロウを追いかけていた私たちを
辛抱強く待っていてくれた名人やスタッフの方々に感謝です。

ちなみにこの日、名人はほんの20分ほどで60尾以上ゲットしてました。
まさに神業!
IMG_0143.jpg


よく、「引っ掛けは釣りじゃない」と言われます。
まあ、普通の釣り人なら(とくにベテラン)もっとも拒否反応を起こす釣りでしょう。

でも、実際には引っ掛け釣りほど効率の悪い釣りはないと思います。
なにせ、だだっ広い釣り場に小さなハリを通過させて、それで魚を引っ掛けるわけですから。

狙った魚の着き場や回遊ルート、生態などを知らなければ、
何千回、何万回やっても一尾も引っ掛けることはできないかと思います。

それは今回のムツカケだけなく、カットウ釣りやアユのコロガシなども同じでしょう。

このムツカケは、まさに究極の「引っ掛け釣り」ですが、
魚に対してのアプローチ、ポイントの見方、時合いの考え方はすべて釣りにも通じますし、
タックルや仕掛のセレクト、仕掛の投入、竿の操作、魚の取り込み方等々、
やっぱりこれは紛れもなく「釣り」なのだと今回思いました。

しかも、普通の釣りではビギナーがベテランを圧倒することもありますが、
ムツカケでは、それが絶対にあり得ないという点でも非常に明快です。
ある意味、究極のゲームフィッシングかと。

そして何より、普通の釣りと同様、
あるいはそれ以上に最高に「楽しい」ことを発見できただけでも、
今回の取材には大きな意味がありました。

最近は釣りにご無沙汰のSさんでも興奮気味にまた体験したいと言ってましたから、
釣り好きな人なら絶対にハマることは間違いないでしょう。

私も今回の体験だけでは、まだまだ全然不足。
来年もまた、名人たちに会いに行くつもりです。




九州遠征一日目・長崎釣り場巡り

久しぶりに九州に出かけてきました。
今回の目的は、長崎の釣り場巡り、柳川のマブナ・タナゴ釣り、
そして、ムツゴロウ釣りです。

まずは、一路長崎空港へ。上空から眺める富士山が最高にきれいでした。
DSC03767.jpg

空港からはレンタカーで大島へ。
IMG_9608.jpg

海がメチャメチャにきれいです。
しかも、水道の流れがある場所では、無数の魚たちが泳いでいるのが丸見え。
IMG_9621.jpg

また、ここは別名・アラカブ(カサゴですね)島といわれるように、
カサゴがメチャメチャに多い釣り場です。

ワームでさっそく釣れました。
DSC03832.jpg

佐賀からやってきたというルアーマンに聞いてみると、
シーバスやアオリイカ、青物などもコンスタントに釣れるとのこと。
いや〜、こんな場所でのんびり釣りしたいですね!

続いて、西海岸を南下。
IMG_9814.jpg
どこにいってもイカの墨跡だらけ。聞きしに勝る釣り王国です。

長崎半島の南端まで来ました。
IMG_9685.jpg

ゴロタ場を攻めるといきなり良型のムラソイがアタックしてきたり、
眼前で青物のスーパーボイルが起きるなど、非常に楽しそうな釣り場です。

堤防では、こんなのが普通に釣れてました(笑)。
IMG_9930.jpg

明日は、いよいよムツゴロウ釣りです。

横浜の釣り公園とシーバス釣り

今日は、久しぶりに横浜の本牧海釣り施設へ。

IMG_9194.jpg

家族連れやグループで楽しんでいる方々がたくさん。
ここは人も多いですが魚も非常に多く、
サバやアジ、イワシ、カワハギなどがたくさん釣れてました。

IMG_9255.jpg

ここはエボダイも釣れるんですね。

その足で、横浜の埠頭へ。
明日のシーバス釣り大会の前夜祭です。

DSC03730.jpg

夜中まで盛り上がり、翌朝から90名の参加者が三々五々湾内の釣り場に繰り出します。
私は竿を出しませんでしたが、各船まあまあの釣果が上がったようです。

IMG_9454.jpg

帰港後、私は日頃の疲れが出たのか車内でグロッキー状態。
皆さんお疲れさまでした。


『週刊 日本の魚釣り』108号

先日の数珠子釣りもそうでしたが、
日本には本当にいろいろな釣り方があるものです。

今週号で紹介している「マキコボシ釣り」もそのひとつ。
本来の釣り方は、平らな小石の上にコマセと付けエサを乗せてハリスでグルグル巻きにし、
それを静かに海中に投じてマダイのタナまで到達すると、
ハリスが解けてコマセと付けエサがしっかり同調するという仕組みです。
ここでは伝統の釣り方をアレンジして、竿を使った方法を解説しました。
釣り人は川奈観光ボートハウスの増渕さん

ほか、
キジハタのルアーフィッシング
ドラグの調整方法
アメリカナマズの生態
名釣り場・鹿児島県種子島

等々、今回も充実です!
(表紙は奄美大島です)

週刊 日本の魚釣り 2012年 10/31号 [分冊百科]

アシェット・コレクションズ・ジャパン (2012-10-24)

松島湾にて、ハゼの数珠子釣りに挑戦!

(ちょっと長くなります)

『週刊 日本の魚釣り』のオファーを受けたとき、
個人的にぜひ紹介したいと思ったのが、竹岡の手バネマダイ、有明のムツカケ、
松島湾の数珠子釣りでした。
竹岡のマダイは創刊号で紹介しましたし、
ムツカケも取材する予定です(ムツカケ取材してきました!)。

そして「数珠子釣り」というのは、日本三景で有名な松島湾で編み出された釣り方。
ズバリ、ハリを使わないハゼ釣りです。
「ハリがなくて、どうやって釣るの?」
当然、そんな疑問が湧いてくるわけですが、
地元の漁師さんが編み出した画期的な方法があるのです。
その釣り方自体は以前から知ってましたが、私自身は未体験。

で、忙しさの間隙を縫って、松島湾に出かけてきました。

DSC03377.jpg


ここはずいぶん以前、船舶免許取得のために一週間ほど合宿した懐かしの地です。
(実習中に松島の桟橋に上陸して、ブラブラしたことを思い出します)

まずは、仙塩マリンにて情報を入手。
ここは湾内唯一のレンタルボート店で、2馬力も貸してくれます。
聞くところによると、松島湾では5月過ぎから25センチ超えのジャンボハゼが釣れるとかで、いまがちょうどハイシーズンだそうです。
最近では、ワームでハゼを釣る人も増えているとのことですが、
数珠子釣りをする人は皆無とか(汗)。

「でも、岸壁で普通に釣れますよ」との話を聞いて、さっそく塩釜港へ。

DSC03340.jpg

日曜日ということもあって、岸壁にはずらりと釣り人。
そして、つねに誰かの竿が曲がっていて、次々と魚を取り込んでました。
見せてもらうと、それが全部ジャンボハゼ。それも、チョイ投げで!
東京湾じゃ、あり得ない光景です(笑。

DSC03362.jpg

続いて、塩竃の釣具屋さんでもタップリと情報を入手してから、
七ヶ浜を巡り、松島を通過して奥松島へ。

DSC03393.jpg

震災の被害が大きかったエリアですが、
一部の港では復興が進んでいて、釣り人も戻ってきているそうです。

ここで竿を出したら、アイナメやチンチンが釣れました。
岸壁でボサエビを網ですくって、それをエサにメバルを釣っている方もいました。

DSC03444.jpg
DSC03461.jpg


夜、塩竃のホテルに到着すると、ライターのOさんとバッタリ。奇遇です。
八丈島のパパ大津留さんもご一緒でした。某誌の取材だそうです。


さて、翌朝はいよいよ数珠子釣りに挑戦。

お世話になったのは、えびす屋さん
話を聞くと、いまでは地元でも数珠子釣りをやる釣り人は皆無に近いのだとか。
湾内では、3人の漁師さんだけが数珠子釣りを行っているそうで、
今回紹介して頂いたのは佐藤船長。
2本竿を巧みに操る大ベテランです。

DSC03484.jpg


さて、数珠子釣りの最大の特徴は、釣りには必須のはずの「ハリ」を使わないこと。
その代わりに「数珠子」と呼ばれる、イソメを細長いダンゴ状にまとめた特殊な仕掛けを使います。
数珠子の作り方は、長いハリを使ってイソメを糸に4〜5匹ほど通し、
それを2本束にして撚り、さらに2つ折りにして撚り合わせるというもの。

DSC03563.jpg

私も実際に船長に教わって作ってみました。
じつは、この日のために数珠作りに使うハリを想像して息子に作らせたのですが、
船長いわく「いいハリ作ったね。十分使えるよ」。
イソメを通したイトを撚り合わせるのは少々難しいですが、結構楽しい作業です。
この釣りをやるなら、ぜひ、自分で作ってみることをお勧めします。
ちなみに、ハリは細いステンレスの焼き鳥用の串を20センチほどにカットして、
片端をバーナーであぶってハンマーで叩いて平らにし、糸を通す1ミリほどの穴をドリルで開けてできあがりです。

この数珠状のエサの塊を海底で小突きながら誘い、
ハゼがそれを丸ごと飲み込むと、エサが歯に引っ掛かってそのまま釣り上げることができるという仕組み。
いったい誰が考えたんでしょうね。最高です。

DSC03546.jpg


あとで気づいたのですが、
松島湾のハゼは平均サイズが大きいだけでなく、その口の力も非常に強力なのです。
試しに、大型のハゼの口の中に指を入れてみたら、普通に痛かったです。
カメラマンのKさんは出血したとか(笑。
また、塩竃の岸壁で釣っていた人にも聞いてみたのですが、ときどきエサだけくわえているハリに掛かってないハゼが釣れるそうです。
こうしたアゴ力?が強いハゼが棲息する釣り場だからこそ、
数珠子釣りという世界的にも稀有な釣法が成立するとも考えられます。

DSC03646.jpg


そして、この釣りでもっとも重要なのが、竿。
事前にKさんに聞いたところ、
穂先の柔らかい竿だと抜き上げ時にハゼが首を振ってエサを放してしまうとのこと。
で、私は硬めのルアーロッドを持参しました。長さは1.8m。
リールはイカダ用の両軸です。ラインはフロロの2号。

一方、今回、取材に協力して頂いたHさんは、
イイダコ用の和竿を持参。
Kさんは、硬めのハゼ竿です。

そして、船長のは・・・、丸節竹で自作した1.5mほどの竿。握りは桐材です。
一見、無骨な竿ですが、あとで持たせてもらったときに、この短さと軽さが絶妙であることに気づきました。

DSC03541.jpg


ノベ竿も持参しましたが、出る幕なかったですね・・。

当日の湾内は、晴天ベタ凪の最高のロケ日和。
狙う水深は2〜3mほど。
数珠子釣りは、松島湾に大量に繁茂するアマモに仕掛けが引っ掛からないようにするために、ハリを使わなくなったとされています。
震災の影響で湾内のアマモは大量に消失したとのことですが、ハゼの魚影の濃さは健在。
また、アマモの再生事業も進みつつあるそうです。

タックルに数珠さえセットしておけば、いちいちエサを付ける必要がないので、
ポイントに到着するとすぐに釣り開始です。

釣り方は、仕掛けを水底で誘ってハゼが食いついた重みを感じたら、
そのまま竿を持ち上げて船内に跳ね込むというもの。
船長によれば、オモリで海底をトントンと強く叩くとハゼが逃げるので、
数珠の長さ分(8センチ前後)を考慮して、できるだけ優しく上下させるのがコツだとか。

DSC03536.jpg

そして、ハゼが食いついたら迷うことなくスムーズ、かつ一気に跳ね込むことも重要。
途中でラインのテンションが微妙に変化するだけで、ハゼはエサを放してしまうのです。
柔らかい竿がNGなのは、これが理由だったんですね。
同じ理由で、ミチイトは伸びが少ないフロロカーボンがいいかも知れません。

すると、2本竿で釣り始めた船長が、いきなり良型ハゼを怒濤の連発。
釣り上げたハゼは、そのまま足元のバケツにポチャリ。見事です!


そしていよいよ我々も、船に備え付けの貸し竿でチャレンジ。
よほどハゼの魚影が濃いのか、数珠を海底で小突くとすぐにハゼがエサをくわえたときのブルブル感が伝わってきます。
最初は、そのまま跳ね上げようとしても、
途中でエサを放されてしまうことが続きましたが、
徐々に慣れてくるとアタリの出し方や跳ね上げの速度などによって、
釣れ具合が違うことがわかってきます。

DSC03600.jpg

5尾ほど釣って、今度はルアー竿にチェンジ。
シーバス用のボートロッドですが、
この硬さと長さがちょうどいい感じで、借りた竿と遜色なく釣れます。
船長からも「その竿、数珠子釣りにすごく合ってるよ」とお墨付きを頂きました。
一日中小突きを繰り返す釣りなので、少しでも竿は軽い方が有利ですが、
カワハギやイイダコ釣りなどを考えると、この重さならOKでしょう。
というか、いまのところ専用の市販竿は存在しないので、
小難しく考えずに自分が使ってみたい好みの竿をチョイスするのが楽しめるかと思います。


その間、船長はハゼが釣れる筋に巧みに船を流しながらも、
我々とは桁違いのハイペースで釣っていきます。
同乗のHさんも江戸前のハゼ釣りでは大ベテランなのですが、
船長が釣るペースは、その5倍ぐらいでした。

跳ね込みが上手なのは当たり前ですが、
不思議なことにアタリの数が我々よりも圧倒的に多いのです。
おそらく、微妙な誘いの違いがあるのでしょう。まさに、名人技!

DSC03539.jpg

で、「編集業とは傍観者にあらず」というわけで、
私も船長の2本竿を借りて釣ってみました。

実際に持たせてもらったときの第一印象は、とにかく軽いこと。
どんな釣りでも同じと思いますが、竿が軽いとそれだけで操作性や感度は向上します。
数珠子釣りの場合も、ハゼが数珠をくわえた感触がよりリアルに分かりました。
また、竿が短かく硬いことで竿先と数珠とのダイレクト感が増し、跳ね込みも非常にスムーズにできます。
実際にハゼを釣ってみて、この無塗装の無骨な竿が、じつは絶妙な重量と長さに設定されていたことに気づかされました。
ウチの庭先が丸節竹の広大な林なので、今度行くときには自作の竿を持参するつもりです。
ちなみに、ミチイトは水深に合わせて2.5m前後ありますが、跳ね込むときには普通に立ち上がればOKです。


気づいてみれば、イケスの中は大型ハゼで満杯(7割ほどは船長の釣果。アイナメも数珠子で釣れました)。

DSC03585.jpg

数珠子釣りにはいろいろな釣りの要素が含まれている感じで、
その動作はイイダコ釣りにもちょっと似てますが、
個人的には子供の頃に楽しんだ屋台のウナギ釣りを思い出しました(笑。
とにかく、バラすのが普通の釣り。だけど、何だか無性に楽しい釣りなのです。

しかも、この絶好のロケーション。もう、毎日でもここでハゼ釣りしたいです。

DSC03665.jpg


これまで、日本各地でいろいろな釣りを楽しんできましたが、
数珠子釣りは完全にハマりましたね〜。

しかしながら、現在、この釣りができる漁師さんは数名のみ。
地元の若い人にも伝承されていないそうなので、
このままでは伝統の釣りも廃れていきそうな気配です。

でも、この釣りには小難しい理屈抜きで、
身体で釣り方を覚えていくという本来の釣りの原点を感じました。
このおもしろさを広く伝えることができれば、必ずファンになる人も増えてくるかと思います。

ちなみに、釣ったハゼはさっそくお刺身に。
この絶品の食味も、松島ハゼの魅力なんですね・・。

DSC03703.jpg

『週刊 日本の魚釣り』107号

アユ釣りは、ほとんどの河川でシーズン終了になりましたね。
結局、プライベートでは友釣りに1回
エサ釣りを数回楽しんだだけで終わっちゃいました・・。

でも、取材で出かけた青森の赤石川はよかったですね。

金アユ、また食べたいです。
IMG_1800.jpg


さて、今週号では、青森で取材した「ドブ釣り」の解説がいよいよスタートです。

現状の日本の河川でアユ釣りといえば友釣りが主流になっちゃってますが、
私、個人的にはエサ釣りとかチンチン釣りも、最高に楽しいと思ってます。
そして今回のドブ釣りは、友釣りよりも遙かに歴史の長い釣りで、
各地に毛バリを作り続ける職人さんもいらっしゃいます。

IMG_9848.jpg

日本の釣りは多様性があるから楽しい。
アユ釣りに関しても、特定の釣り方だけに限定するのではなく、
自分の好みでいろいろな釣りを楽しんでみたいものです。

ほか、
タチウオのライトジギング
魚の各部名称
リールのメンテナンス・STEP2
ギスカジカの生態
名釣り場・青森県追良瀬川

今回も読み応えタップリです!

週刊 日本の魚釣り 2012年 10/24号 [分冊百科]

アシェット・コレクションズ・ジャパン (2012-10-17)

『週刊 日本の魚釣り』106号

今日は、ウチの次男が友達と一緒に近所の海岸でシロギスをゲットしてきました。
しかも、ノベ竿を使った渚釣り!
竿は、ウチの眼の前に生えている3mほどの篠竹を伐って使ったようです。
親の知らないうちに、いろいろ工夫してるんだな〜。


さて、今週号のラインナップです。

広島流のカキエサを使った「かぶせ釣り」
マダラの沖釣り
リールのメンテナンス基礎知識編
タカノハダイの生態
名釣り場・富山県神通川

今回も頑張りました!

週刊 日本の魚釣り 2012年 10/17号 [分冊百科]

アシェット・コレクションズ・ジャパン (2012-10-10)

『週刊 日本の魚釣り』105号

「前打ち」「落とし込み釣り」といえば、名古屋の堤防で発達したクロダイ釣法。
いまでは全国的に波及している釣り方ですが、
こうしたご当地釣法がほかのエリアにおける既存の釣りにも、
大きなヒントを与えてくれることが多々あります。

そのきっかけになればと、
『週刊 日本の魚釣り』では全国各地の釣りをいろいろと紹介しています。

さて、今週号は、
クロダイの名古屋釣法
北海道のオショロコマ釣り
名釣り場・宮崎県五ヶ瀬川
アラの生態
四季の釣り場・秋の淡水編
ソールの種類

表紙モデルは、ランカーズ釧路の村山さんにお願いしました。
昨秋の道東で津留崎健さんが撮影したカットですが、いい感じですね〜。

週刊 日本の魚釣り 2012年 10/10号 [分冊百科]

アシェット・コレクションズ・ジャパン (2012-10-03)

台風後のノベ竿渚釣りで、激釣!

台風明けの房総の海は、意外と底荒れしていなくて、
海岸にもそれほど海藻の残骸が見当たりません。

海の色は濁りが醒めつつあり、
秋の紺色の海水といい感じのグラデーションになってました。

で、例の超柔軟系の渓流竿を片手に再び出動。
今度は、海岸での渚釣りです。

本気モードでカメラマンも同行させました・・。
メインターゲットは房総名物のチンチン(クロダイの仔魚)ですが、
まあ、何でも釣れればいいや(笑。

IMG_3711.jpg

竿の長さは6メートル。
ミチイト(フロロ0.4号)を竿と同寸に取って、さらにフロロ0.8号のハリスを30センチほど結節します。
その先端に袖バリを直結。
ハリ上5センチ〜15センチほどの位置に、ガン玉Bをセットします。

本来、房総伝統の方法ではカイズ針で作った豆テンヤを使うのですが、
オモリやハリの交換をスムーズにするためと、
ハリとオモリの距離を状況によって調整したいので、私はこの仕掛けで楽しんでます。

ミチイトよりもハリスが太いですが、これは魚の歯に対する防御。
根掛かりの少ないポイント限定です。


さてさて、海の状況は薄濁りが入っていて、追い風の微風、ベタ凪。
ノベ竿の渚釣りには、最高の条件です。
これで釣れなきゃウソでしょう(笑。

IMG_3620.jpg
IMG_7351.jpg
IMG_7252.jpg
IMG_3690.jpg

ひととおり引きを楽しんだ後、さらに強烈なアタリ!
波打ち際で掛けたのに、ここまで引っ張り込まれました。

IMG_7458.jpg

正体は、大型のマゴチでした(笑。

IMG_7484_20121003103756.jpg

穂先は軟調ですが、大物が掛かったときのバットパワーはなかなかのものです。

IMG_7507.jpg

IMG_7540.jpg


いずれも、波打ち際から5m以内の至近で食ってきました。

このブログでも何度も書いてますが、
やる気のある魚は波打ち際までやってきてエサを探してウロウロしています。
だからこそノベ竿での渚釣りという、一見「そんなんで釣れるの?」的な頼りなさそうな釣りが成立するわけですね。

細山長司さんじゃありませんが、ダイレクトに魚と対峙できるノベ竿、やっぱり最高なのです!

プロフィール

五目釣り師

Author:五目釣り師
釣り本の編集者。
『週刊 日本の魚釣り』の監修者
ホームページはこちらへ。
『房総爆釣通信』

最近の記事
オススメ本
カテゴリー
フリーエリア
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
月別アーカイブ
最近のコメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。